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棋王戦の日程2024は?挑戦者は伊藤匠七段!棋王奪取の確率も

将棋
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棋王戦(きおうせん)が2024年の2月頃から始まります。

12/21から広瀬章人九段と伊藤匠七段の挑戦者決定戦二番勝負が行われ、結果、伊藤匠七段が2連勝し挑戦者決定を決めました。

今将棋界でトップを独走する藤井聡太八冠ですが、挑戦者が棋王のタイトルを奪取する確率も計算してみました。

棋王戦2024の対局日程・場所は日本地図にしてみましたが、最初の3局は全部北陸です。藤井聡太竜王・名人は愛知出身、伊藤匠七段は東京都出身ですから、2人ともアウェイですね。

また中継はABEMAで去年放送されましたので、今年もおそらく中継されると思います(まだ不明)。

舞桂(まいか)
舞桂(まいか)

広瀬章人九段は少し前ですが「振り穴王子」、
伊藤匠七段は「たっくん」と呼ばれています。

歩海(ふみ)
歩海(ふみ)

藤井聡太八冠は、、なんだろう…。

 

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棋王戦の日程2024と対局場所

棋王戦の日程2024と対局場所、概要を示します。

藤井聡太八冠は1~3月で王将戦を戦っているので、藤井八冠は並行して戦わねばなりません。

 

棋王戦の日程2024と対局場所

棋王戦の日程2024と対局場所はこちらです。

北陸はおいしいものがたくさんありますから、『将棋めし』もとても楽しみですね!

 

棋王戦2024の概要

棋王戦2024の概要をまとめました。持ち時間各4時間の1日制のタイトル戦です。

8大タイトル戦のうち、叡王戦(えいおうせん)、棋聖戦(きせいせん)も持ち時間各4時間で、持ち時間はタイトル戦の中で最も短いです。

表1.棋王戦2024の概要

名称 第49期棋王戦コナミグループ杯五番勝負
持ち時間 各4時間(1日制)
勝敗 先に3勝すると「棋王」のタイトルを獲得
現タイトル保持者 藤井聡太棋王
挑戦者 伊藤匠七段

先に3勝した方が「棋王」というタイトルを獲得することが出来ます。

 

棋王戦2024で挑戦者が勝つ確率

藤井聡太八冠はめっちゃ強いです。挑戦者はどれくらいの確率で勝てる(タイトルを奪取できる)のだろうか?と疑問に持つ方も多いと思います。それについて考察してみました。

将棋では棋士の強さを表す指標として「レーティング」というものがあります。

正確には「イロレーティング」。学者のイロさんが考えたレーティング計算方法だから、このような名前がついています。

細かい計算は別の記事で紹介するとして、現在のレーティングは

  • 藤井聡太八冠ー2200くらい
  • 挑戦者ー1900くらい

数字が高いほうが強いです。そして藤井聡太八冠はひとり飛び抜けています。

さて、レーティングに300(2200-1900=300)の差がある場合、挑戦者が勝つ確率を計算してみると、15.1%となりました。(図1)

図1.レートが300差があるときの勝率

 

この数字を使って五番勝負の樹形図を作成してみましょう。

図2.五番勝負の樹形図(挑戦者がタイトルを奪取する場合)

 

図2でわかるようにタイトルを奪取するには10通りのパターンがあることがわかります。

1回の対局の勝率が50%の場合、樹形図の一番上のパターンは3回連続で勝ちです。その確率は0.5×0.5×0.5=12.5%となります。

樹形図の二番目のパターンは勝ち、勝ち、負け、勝ち。その確率は、0.5×0.5×0.5×0.5=6.25%です。

これをすべてのパターンで計算して合計するとタイトルを奪取する確率(=先に3回勝つ確率)は50%になります。

1回の対局の勝率を50%とおいているのですから当然ですね。

 

では、勝率が15.1%の場合はどうかというと、

計算すると確率は2.7%です。

 

じゃあ勝てないじゃん!と思う方もあるかもしれませんが、確率には大数の法則というものがあります。

大数の法則とは、簡単に言うと繰り返し回数が大きくなるとその確率に近づいていくというものです。

2.7%という確率は、『無限にやったら、2.7%ですよ』という意味です。。

 

極端な話、『赤玉9個、白玉1個から白玉を取り出す確率』は当然10%です。しかし、赤か白の2通りしか無いのだから50%だ!という乱暴な計算も(間違いですが)チャンスが1回だけならば出来てしまうかもしれません。

 

それにレーティングは過去の成績から計算したものです。今ではありません。

受験目前の冬、模試を受けてある高校の合格率が5%でした。本当に行きたい高校、大学だとしたらどうしますか?

  • あきらめる→合格率は5%から0%になります。(自らチャンスをつぶすことになる)
  • 頑張って勉強する→しかるべき猛勉強を経て合格すれば5%から100%になります。

確かに全タイトルを獲得した藤井聡太八冠に挑戦するのは大変かもしれませんが、確率で片付けられるほど未来はそう単純ではないということをご理解いただければと思います。

 

昔ながらの確率と、近年ベイズ統計学というものが出現しています。今まで読んだ中で一番わかりやすいのはこれ↓(でも難しいです)

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「ベイズ統計学はどんなことを計算しようとしているのか?」を理解するのにはいいかもしれません。

将棋でもおなじみのAIととても相性が良いようです。ビッグデータとAIとベイズ統計学を組み合わせて未来を予測する技術はこれからどんどんメジャーになっていきます。よかったらチャレンジしてみて下さい。

 

棋王戦2024の中継はある?

棋王戦は2023年はABEMAで生中継されていました。

100%確実なことは言えませんが、2024年も中継はあると思います。

わかり次第情報を載せますね。

 

 

まとめ

この記事では、

  • 棋王戦の日程2024・対局場所
  • 棋王戦で挑戦者が勝つ確率
  • 中継は(おそらく)ある

藤井聡太が八冠を獲得して以降、注目は

  • 八冠はいつまで続くだろうか?
  • 八冠の座から引きずり下ろす棋士は誰だろうか?

などいろいろありますね。ますます今後の対局に注目です。

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